DNA (上)―二重らせんの発見からヒトゲノム計画まで (ブルーバックス) の感想
参照データ
タイトル | DNA (上)―二重らせんの発見からヒトゲノム計画まで (ブルーバックス) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | ジェームス・D.ワトソン |
販売元 | 講談社 |
JANコード | 9784062574723 |
カテゴリ | ジャンル別 » 科学・テクノロジー » 生物・バイオテクノロジー » 遺伝子・分子生物学 |
購入者の感想
DNAの二重らせん構造を発見したJ.D.ワトソンが、遺伝学の始まりから、分子生物学の発展、そしてヒトゲノム計画のあらましまでを語っています。
個人的にはDNAの構造を解明するところとヒトゲノム計画の裏側を描いたところが非常に面白いと思います。
著者がその最前線で活躍していたこと、また熾烈な競争について臨場感のある書き方で語られているので、特に引き込まれてしまったのだと思います。
全編を通じて感じるのは、著者であるワトソン氏が分子生物学で起こった事を忠実に描いていること、そしてワトソン氏本人の意見や主張がわかりやすく述べられていることです。それが単なる科学的史実の枠を越えて、読み物としての面白みが増している要因だと思いました。
ワトソン氏が、二重らせんの発見から分子生物学の最先端にいた著者だからこそここまで面白く書けるのだと思いますが、青木薫さんの翻訳も光っていると思います。この方の翻訳した本はどれも読みやすく面白いと思うので、相当な力量を持った方なのでしょうね。
下巻も面白いですが、上巻だけでも相当楽しめます。
全ての人にお勧めしますが、特に高校生に読んでもらいたいですね。
個人的にはDNAの構造を解明するところとヒトゲノム計画の裏側を描いたところが非常に面白いと思います。
著者がその最前線で活躍していたこと、また熾烈な競争について臨場感のある書き方で語られているので、特に引き込まれてしまったのだと思います。
全編を通じて感じるのは、著者であるワトソン氏が分子生物学で起こった事を忠実に描いていること、そしてワトソン氏本人の意見や主張がわかりやすく述べられていることです。それが単なる科学的史実の枠を越えて、読み物としての面白みが増している要因だと思いました。
ワトソン氏が、二重らせんの発見から分子生物学の最先端にいた著者だからこそここまで面白く書けるのだと思いますが、青木薫さんの翻訳も光っていると思います。この方の翻訳した本はどれも読みやすく面白いと思うので、相当な力量を持った方なのでしょうね。
下巻も面白いですが、上巻だけでも相当楽しめます。
全ての人にお勧めしますが、特に高校生に読んでもらいたいですね。