二月の勝者 ―絶対合格の教室―(6) (ビッグコミックス) の感想

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参照データ

タイトル二月の勝者 ―絶対合格の教室―(6) (ビッグコミックス)
発売日2019-10-11
製作者高瀬志帆
販売元小学館
JANコード登録されていません
カテゴリ » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » コミック

購入者の感想

6巻には、保護者が「高値の花」をあきらめる為の心の準備を含め、それぞれの立場での「準備」が描かれています。

〇現実の成績と目標の学校レベルを比較し、明らかに成績が劣る場合の「目標学校のレベル下げ」を保護者や生徒が自発的に受け入れられる為になすべき準備が具体的に書かれえていています。そしてそのやり方が秀逸です。
本命に合格できなかった時に「滑り止めでもいっか」と保護者と児童が思えば、それは塾としても利用者としても成功です。

言い方を替えれば、志望校合格以外の保護者の満足度を高める為の方法がかかれています。そしてその方法は、受験生保護者が自分自身や家族、なにより受験生本人を納得させる方法なので、ぜひ参考にしてください。子供の頑張ったという体験を、滑り止め合格だからと、失敗体験にするのはもったいないです。

〇夏休み特訓に行っても、成績は上がりません。なぜならみんな頑張るから。
夏休み特訓に勧誘する時は、成績が上がるように思わせ、実際は維持が精いっぱいの子がほとんどです。むしろ、維持する為の夏特訓です。逆に言えば、ここでぐっと上げて来る子は、すごく期待できます。
塾の運営としてお金を稼ぐという面も間違いなくありますが、ぐっと伸びる子を見つける(結果として見つかる)という面もあるので、できるだけ多く参加して欲しい所です。
保護者としても、高値の花を目指すなら、参加一択です。高値の花を目指さないにしても、管理されて勉強するのは、楽なので、「どこでもいいから、どこかに受かればいい。」そのくらいまで諦めていないなら参加した方が良いと思います。

しかし、特訓後、ほとんどの子は、現状維持か成績が下がってしまうので、当然ほとんどの保護者は不満に思います。
その保護者の不満をクレームにつなげない方法が描かれています。
きっと保護者はこれを読んでズルいと思うでしょう。
しかし、以前のレビューでも書きましたが、「教える係に雑務をさせない。」というのが、児童の成績を伸ばす近道である事を踏まえれば、親のクレーム対応をせずに済むのは、実はwin-winです。

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