銀河鉄道999 [Blu-ray] の感想

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このBlu-rayは本当に画像が美しくて素晴らしい。一瞬で40年前にタイムスリップ出来る抜群のリマスターで、宇宙戦艦ヤマト劇場シリーズBlu-rayでもここまでの鮮明さは無い。ファンなら迷わず買いだろう。
もともとアニメシリーズを二時間に纏めたのでストーリーの端折り方は致し方ない。それでも、メーテルとの出逢いから別れまでキチンとプロセスを踏み、トチローやクレアとの絡み、冥王星の墓標、機械男爵への復讐、エメラルダスとハーロックと共に挑むプロメシュームとの最終決戦と、波瀾万丈の展開に胸を熱くした。年甲斐もなく童心に帰ってしまい、余りにも登場人物達が格好良すぎて哭けてきた。
少年向けの冒険の旅なのに、出逢う人々に背負ってきた人生を語らせ、戦士の誇りに震わされ、永遠の機械生命の虚しさを哀しみ、謎の年上女性への憧憬を掻き立てる。松本零士氏はやはり偉大で、描かれた物語はやはり壮大無比と改めて実感した。
セル画は丁寧で、戦士の銃の咆哮やゴダイゴの音楽は冴え渡り、言わずもながの完璧過ぎる声優陣。本当に買って良かった。ジブリや細田作品ばかりでなく、銀河鉄道999も地上波での再放送で今の子供達にも見て貰いたいなぁ。