デジタル背景カタログ学校編 の感想

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ＡＲＭＳさんの企画した素材集はすべて持っています。
なのでこの本が出る時は即買いでした。
背景は、すべて素材集でまかなうなんて人はいないですし
写真もあるので違う角度が出てきたら、その分書き足せば
済むので、私はとても重宝して活用しています。

私もそうですが、線が細い人は濃度を薄めて使うとか
人物のまわりをボカす等必要ですが、
いかにもデジタルで処理したという感じの背景素材が多い中
手描きを取り込んでいるので、非常に線が生きていて
使いやすいです。
人にもよりますが、私は消失点が近すぎる絵は
（急パースって事ですよね？）見ていてあまり好きじゃないせいか
消失点が遠い背景のほうが使い勝手がいいです。
これは好みだと思いますので、ご自分の絵と相談かなと思います。

学校とは言っていますが、私は学園物を描いている訳では
ありませんが、公共施設や他の背景と組み合わせたり
必要な部分だけ使って自分で描き足したりと、
色々活用出来ています。

こういう素材集は、要は作家の使い方次第でいくらでも
活用できるものだと思いますので、
これで全部まかなうというよりは、
補助的に考えれば充分だと思います。

私はアシスタント１３年経験していて、
たくさん腕ききのアシスタントさんと遭遇してきましたが
その中でもかなりのハイレベルの描き手さんが
こちらには揃っていらっしゃるなあと思います。
第２、第３弾と発売されることを祈ります。