ぼくのつくった書体の話 活字と写植、そして小塚書体のデザイン の感想
参照データ
タイトル | ぼくのつくった書体の話 活字と写植、そして小塚書体のデザイン |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 小塚昌彦 |
販売元 | グラフィック社 |
JANコード | 9784766125627 |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » アート・建築・デザイン » デザイン |
購入者の感想
書籍組版の仕事をしている自分にとっては、当たり前のようにPCに入っている小塚フォント。その制作の意図をご本人の言葉で知ることことができるのは、最高の体験でした。そして、あらためて「かな」文字の奥深さを知ることができ、タイポグラフィの世界に更に興味を持つよいきっかけとなる本でした。極めて数の多い日本語文字の制作を、時代のスピード感に負けないようにする制作フローの導入など、書体制作のパイオニアである著者の熱意は素晴らしいという言葉では表現しきれません。活版時代の話もその時代を生きてきたリアルなお話でとてもおもしろかったです(日本の職人はやはりすごい)。小塚フォントを一度でも使ったことがある人なら、ぜひ読んでみて欲しいと思います。