初回限定版 とつくにの少女 7 (BLADE COMICS SP) の感想

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　異形の兵士と対峙する「せんせ」。だがこちらは時間稼ぎ、本命の「もう一人」はシーヴァの
いる家に。戸棚に隠れるシーヴァだったが、家捜しをする兵士はすぐそこに……。
　「呪い」を解く触媒として狙われるシーヴァ、その追撃が深刻になる７巻。同じく呪われた者
でありながらシーヴァを守ろうとする「せんせ」の孤独な戦い。そして「呪い」に耐性を持つと
思われてきたシーヴァの身体にも遂に異変が。黒を基調とした暗い絵で描かれるシリアスな
展開は、いよいよ二人が追い詰められてきて実に重苦しいことに。シーヴァ抜きで呪いを解く
方法を見出さない限りハッピーエンドは無理なわけで、この先どうなっていくのか。
もう最後まで、のどかに二人でお茶するシーンなどなさそう……。

　限定版の方は2200円（税込）。差額約1570円分にあたる付属品の一つは、掃除中に謎の
鍵を見つけたシーヴァが何の鍵か調べる２７頁のハードカバー絵本。シックな色使いながら
ほのぼのした内容。こちらのシーヴァはやや等身が高いような（笑）。そしてそこに出てきた
鍵についていた「キーパネル」を具現化、長さは75mm。これも実用性のある良いデザイン
だとは思いますが、やはり普通にシーヴァとせんせをデザインした物にしてほしかったかなあ。
これで「とつくに」グッズとは誰も思うまい（笑）。ちなみに裏面は何もなくのっぺり。