アマツツミ - PSVita の感想

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参照データ

タイトルアマツツミ - PSVita
発売日2018-05-17
販売元プロトタイプ
機種PlayStation Vita
JANコード4580206270750
カテゴリゲーム » 機種別 » PS Vita » ゲームソフト

購入者の感想

pc版は未プレイですが評価が高かったため発売日に購入し4日かけてコンプリートしました(プレイ時間 約25時間)。それなりにボリュームもあり物語が一本道であることとテンポも良かったため中だるみなく進められました。

共通ルートから各ヒロインルートに移行するのではなく、全4章に分けられたメインストーリー各章の終了間際にヒロインルートに移行するか、そのままメインストーリーを進めるか選ぶ時のみ選択肢が発生するタイプなので、難しいことを考えず物語に集中できます。各ヒロインシナリオ自体のボリュームはそこまで長くはないですが、そもそもメインストーリー各章ごとにヒロインの掘り下げが十分に行われるため、ヒロインとのアフターストーリーとして十分に楽しめる内容となっています。

各キャラクターについては好みによるところはありますが、立ち絵・SDキャラ共に可愛らしく、声優の演技も合わさり、とても魅力的に感じました。個性が強すぎてくどく感じることはなく、メインストーリーを進めるにつれ、それぞれ成長していくヒロイン達の姿を最後まで楽しむことができます。元が18禁のゲームということもあり、過激なシーンの名残が見られますが、むしろキスで終わる全年齢版だからこそ、キャラクターとしての印象を大きく崩すことなく、純粋に楽しめたのかもしれません。

一つの物語として綺麗にまとめられた作品となっており、葛藤や成長を得て大きな問題に立ち向かうという王道なものですが、綺麗なグラフィック、話のテンポ、自然の温もり、登場人物の距離感等が読み物として心地よく、不快な要素がないのでノベルゲーとしての完成度の高さを感じました。購入を検討するにあたり他の方の感想等を読むことがあるかもしれませんが、是非この作品は前情報なしでのプレイをおすすめします。特に最終章に関しては、心に大きな衝撃を与えられました。大げさかもしれませんが、3章までは主人公が成長するための長いプロローグであり、4章からがこの作品のメインストーリーといっても過言ではないかもしれません。

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