Number(ナンバー)891号 特集 日本ラグビー新世紀 桜の未来 (Sports Graphic Number(スポーツ・グラフィック ナンバー)) の感想

ラグビー関連の記事は以下のもの。

1 リーチ、堀江、五郎丸の3人座談会
2 エディージョーンズのインタビュー
3 南ア戦ラストプレイを振り返る。
4 南ア戦数日前のロッカールーム（本号以下連載されたようだ）
5 川淵・岩渕対談
6 南ア戦の彼女
7 トンプソン・ルークと東大阪

６は、南アフリカ戦で絶叫していた女性。生放送の時に彼女を見ていたが、「どうせ日本人の家族か日系企業の関係者だろう？」と思っていたが、そうではない。ラグビーが好きな英の大学職員だという。遠からず日本に来訪する予定も立てているという。１ページだけだが、彼女も出ているので、生放送をご覧になった方は、思い出に一見されてはいかが？
　
２は日本を離れるジョーンズ監督へのインタビュー。まだイングランド代表監督に引き抜かれる前の話である。「日本では勝者が非常に好まれる」という感想がある。企業レベルだか個人レベルだかで、日本の合理主義が「うまくいかないとすぐ切り捨て（ないし一極集中）」につながっているだろうか？と想像させられる。
またイングランドやフランスでは、リーグ戦が熾烈だ　→　無難なプレーが横行　→　かえってナショナルチームのレベルが懸念される（これがジョーンズ氏の見解）などといった。何やらサッカーとは違った問題が存在しているらしい。WOWOWでシックスネーションズを観戦していたがそこの解説では、ジョーンズ監督が攻撃的なラグビーを志向しているらしいのだが、実のところは手堅い守備のおかげでイングランドが勝っているらしい。結果はよかったものの今後の進化が期待される。イングランドがんばれ！！

４では、南アフリカ戦前では、スタッフの方が緊張していたなどという選手たちの感想があった。だから怒られてもネガティブにならないようにしようとしていたのだそうだ。ラグビーでもイメージケアが広くなされていることがうかがえる。

　５は川淵三郎氏と、岩渕氏の対話。ラグビーをポピュラーにすることの重要性、また川淵氏が「ラグビー部がなかったからサッカー部に入った」など珍しい情報も伝えている。