マンガキャラの着こなし図鑑　男子編 (廣済堂マンガ工房) の感想

私は少年漫画を趣味で描いています。
漫画のキャラクターは「ダサい」設定でも「だらしない」設定でも大概オシャレです。
しかし家族の服を選ぶように服を選ぶと、イラストだと女の子のようになってしまうか、
本当にダサくなって見るに堪えないか、
少女漫画っぽくなるか、BLっぽくなってしまって使い物にならない着こなしになるか、です。

その疑問に答えてくれるのがこの本で、
BLっぽさもなく「きれいめ（きっちりした性格？）」の男子は
こういう系統の服を着る、といった風にまとめられているので
この本を見たら私服の系統と性格の系統を揃えられるようになりました。

男子は基本、どんなにオシャレでも妙な重ね方はせず普通に重ね着するだけなので、
「シャツにはこれも合うのか」とか、オシャレな男が自分の近くにはいない人にはお勧めです。
芸能人は合わせ方が本人にしかできないものだったり、
派手過ぎたり露出が多すぎるので、最近はあまり参考になりません。
なので助かりました。

ただ「ワイルド系」だけは普段細い目の男性を描く人が無理にごつい男子を描いた感があり、
無理なオシャレに見えたのでそこでマイナスです。
ただ、同じ着こなしを他の画風で描き直せばそれなりなので、単なる画風の問題でした。

先に出ていた本でマンガのキャラ服装資料集　<男子カジュアル編> (廣済堂マンガ工房)がありますが
こちらは服の前面しか載っていません。
また、着ている男子の顔もまばらだったので、資料としていまいちハマりませんでした。
今回は着こなしの数を減らして服の背面もしっかり載せてあるので、どちらか選ぶならこちらを、
余裕があるなら両方買うのがお勧めです。