国家と革命 (講談社学術文庫) の感想

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参照データ

タイトル国家と革命 (講談社学術文庫)
発売日販売日未定
製作者レーニン
販売元講談社
JANコード9784062920902
カテゴリジャンル別 » 人文・思想 » 哲学・思想 » イデオロギー

購入者の感想

『国家と革命』は共産主義思想の理解のためには必読の文献です。但し、批判的に読む必要があります。
 その意味で、「訳者あとがき―解説に代えて」はマトモで良いのですが、白井聡氏の「解説」はいけません。講談社の担当はマルキストなのでしょうか。
 白井氏の論理を要約すれば、ロシア革命とソ連国家(の脅威)のお蔭で、資本主義国家は修正資本主義となり、富の分配の平等化、社会福祉の実現など(社会主義革命の果実)を得ることが出来た。従って、社会主義革命は偉大であったというものである。ここでは、社会主義革命によって犠牲となった人民は一顧だにされていません。
 白井氏には、1991年6月エリツィン・ロシア大統領の発言(抜粋)を送りましょう。「共産主義の実験は、我々の祖国で開始されたが、結局のところ、マルクス主義の理論など存在する余地がない(誤りであった)ことが立証された。この理論は、我々を世界の文明国が辿った道から踏み外させただけである。」「共産主義は、ロシアのみならず人類全体の悲劇であり、全人類の歴史における最大の悲劇であった。」

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