国民の修身 高学年用 の感想

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参照データ

タイトル国民の修身 高学年用
発売日販売日未定
販売元産経新聞出版
JANコード9784819112222
カテゴリジャンル別 » 人文・思想 » 倫理学・道徳 » 倫理学入門

購入者の感想

監修の渡部昇一氏は、昭和5年生まれで、戦前戦中の日本を知っているので、戦前の日本が軍国主義一色だったという見方にずっと異を唱えてきた。「戦時下」に入ったとされる昭和12(1937)年の日中戦争以降も、日本人の生活は大きく変わらなかったし、米国などとの戦争に突入した昭和16年12月以降も、国民の生活は一夜にして変わったわけではなかったという。渡部氏が旧制中学に入学した昭和18年には、まだ学校で英語の授業が普通に行われていたし、テニス部もあったという。「戦時色」が本当に強まったのは、開戦から3年近くが経過した昭和19年7月のサイパン島陥落以降である。学校教育も必然的に「軍国主義的」になっていったが、この時代を「暗黒の時代」と呼ぶ人がいたとしても、実際にはわずか1年ほどの特別な期間だったという。
この書は、昭和の初めに発行された小学校四〜六年生の修身教科書を編集したものだが、これを読めば、当時の日本が決して「好戦的」ではなく、平和的だったことがよくわかる。

「国交:隣り近所どうし互いに親しくして助け合うことが、共同の幸福を増す上に必要なことは、いうまでもありません。それと同時に、国と国とが親しく交わり互いに助け合っていくことは、世界の平和、人類の幸福をはかるのに必要なことです。今日各国互いに条約を結び、大使・公使を派遣して交際につとめているのも、主としてこれがためであります。(略)
我らも国交の大切なことを忘れず、つとめて外国の事情を知り、外国人と交際するに当たっては、常に彼我の和親を増すように心掛けましょう。」

「国旗:(略)国旗はその国の印でございますから、我ら日本人は日の丸の旗を大切にしなければなりません。また礼儀を知る国民としては外国の国旗も相当に敬わなければなりません。」

「いまどきの大人」が小学生時代に読むべきでした。
今からでも、遅くない。
必ず、読むべき一冊です。

前作より2割り増しの価格に見合う内容でした。

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