NHKここが聞きたい! 名医にQ 高血圧のベストアンサー: 病気丸わかりQ&Aシリーズ(4) (主婦と生活生活シリーズ 病気まるわかりQ&Aシリーズ 4) の感想
参照データ
タイトル | NHKここが聞きたい! 名医にQ 高血圧のベストアンサー: 病気丸わかりQ&Aシリーズ(4) (主婦と生活生活シリーズ 病気まるわかりQ&Aシリーズ 4) |
発売日 | 2011-08-31 |
販売元 | 主婦と生活社 |
JANコード | 9784391631777 |
カテゴリ | 暮らし・健康・子育て » 家庭医学・健康 » 家庭療法・医学 » 高血圧 |
購入者の感想
中古商品でお安く買った。高血圧についての本。3人の専門医による回答に基づいて書かれてある。図解が豊富で、やさしくわかりやすく記述されてあり、特に前提知識はいらない。高血圧はなぜ恐ろしい病気なのか、原因(本態性高血圧と二次性高血圧の2種類がある)、血圧に上の血圧と下の血圧があるのはなぜか、食生活改善のポイント、降圧剤の知識、心との関係、合併症との関係で注意すべきこと、といったことが書かれている。リスクチェックリストもある。
よくいわれるように、塩分のとり過ぎは高血圧の原因になる。そうなる理由はナトリウムにあり、次の3つの作用によって高血圧を引きおこす。まず第1に、血液中のナトリウム濃度を一定にしようとする体のメカニズムによって血液量が増えるために血圧が高くなる。第2にナトリウムの取りすぎは交感神経を活発にする為に心拍数に影響を与えて血圧も上がる。第3にナトリウムは筋肉を収縮させる作用があって、血管壁の筋肉を構成する細胞に吸収されることで血管を直接収縮させるために高血圧になる。よくいわれるように、野菜や果物や豆類がよいのは、このナトリウムを排出する効果が高いカリウムを多く含んでいるためである。
血圧を下げる降圧剤は大きく分けて、血管を拡げて血圧を下げる薬(血管拡張薬)と血液量を少なくして血圧を下げる薬の2つのタイプがある。そして、それらに属するARB,ACE阻害薬、カルシウム拮抗薬、利尿薬、β遮断薬の代表的な合計5種類について、どのように効くのか図解で示されている。心臓病や腎不全などの病気と適した薬との組み合わせを示した表はわかりやすい。
女性で高血圧になる人は、40歳代までは男性の1/4から1/3くらいしかいない。ところが、50歳代以降は女性の高血圧患者が急に増え、70歳代では男女の患者比率が逆転する。加齢による女性ホルモンの減少が関係しているらしい。また、下の血圧だけ高いときも高血圧といえるので治療が必要。心療内科と高血圧治療の関係についても解説されている。
よくいわれるように、塩分のとり過ぎは高血圧の原因になる。そうなる理由はナトリウムにあり、次の3つの作用によって高血圧を引きおこす。まず第1に、血液中のナトリウム濃度を一定にしようとする体のメカニズムによって血液量が増えるために血圧が高くなる。第2にナトリウムの取りすぎは交感神経を活発にする為に心拍数に影響を与えて血圧も上がる。第3にナトリウムは筋肉を収縮させる作用があって、血管壁の筋肉を構成する細胞に吸収されることで血管を直接収縮させるために高血圧になる。よくいわれるように、野菜や果物や豆類がよいのは、このナトリウムを排出する効果が高いカリウムを多く含んでいるためである。
血圧を下げる降圧剤は大きく分けて、血管を拡げて血圧を下げる薬(血管拡張薬)と血液量を少なくして血圧を下げる薬の2つのタイプがある。そして、それらに属するARB,ACE阻害薬、カルシウム拮抗薬、利尿薬、β遮断薬の代表的な合計5種類について、どのように効くのか図解で示されている。心臓病や腎不全などの病気と適した薬との組み合わせを示した表はわかりやすい。
女性で高血圧になる人は、40歳代までは男性の1/4から1/3くらいしかいない。ところが、50歳代以降は女性の高血圧患者が急に増え、70歳代では男女の患者比率が逆転する。加齢による女性ホルモンの減少が関係しているらしい。また、下の血圧だけ高いときも高血圧といえるので治療が必要。心療内科と高血圧治療の関係についても解説されている。