12ヶ月の小花の寄せ植えレシピ の感想

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小さなベランダでガーデニングを楽しんでいる者です。
著者の作品の雰囲気が好きで、自分なりのガーデンを作るための参考にしています。
狭いスペースでいろいろ育てるには、大輪より小花のほうが楽しみやすく、小花のアレンジばかり収められた本書が役立ちます。

初心者には難しいというレビューがありますが、
たしかに「レシピ」と言うと、お料理のようにその通りの材料と手順で作れば同じものが出来るのを期待しますが、
それはやっぱり難しいですね。

まず、同じ種類の苗を、本のようなサイズ・開花状態で揃えるのが難しい。
種類は揃ったとして、植えてから、苗が根付いて生長してきた時に、思い描いたバランスになるか…！ それを楽しむのが寄せ植え作りの醍醐味と言えるかもしれません。

また、本書の寄せ植え作品の多くは、我がベランダガーデンには大き過ぎます。
ですので本書はあくまで参考として、苗数を減らして（特に脇役のものは株分けして小さくして）寄せ植えを作ったり、複数の鉢に分けて寄せ鉢としてアレンジしたりしています。
コンテナに対する苗の詰め具合も、人それぞれ好みがありますね。
最近は「ギャザリング」のような手法もあり、寄せ植えとフラワーアレンジメントの境界も無くなってきているので、自分の目的や環境に合わせて楽しみたいと思っています。
きつめに詰めても、水はけや通気に気を付けてメンテナンスすれば、花期を十分楽しめると思います。（あとは、その植物自体が環境に合っているかがカギ）

巻末に「小花の寄せ植えをすぐに上手に作れるメソッド」というページがあり、
初心者はこのあたりから真似てみるのもおすすめです。
冬場なら植物の生長がゆっくりなので、あまりメンテナンスしなくても2～3ヶ月楽しめますし、仕立て直しのアドバイスも載ってます。