怠け数学者の記 (岩波現代文庫) の感想
参照データ
タイトル | 怠け数学者の記 (岩波現代文庫) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 小平 邦彦 |
販売元 | 岩波書店 |
JANコード | 9784006030193 |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » 文学・評論 » エッセー・随筆 |
購入者の感想
戦争末期の疎開先で食べるものがないのに皆良く勉強した、このようなクラスから優秀な数学者が輩出したことから生活環境と学問は相関関係が無いとの話。数学は厳密な論証で展開される明晰判明な学問ということになっている、それなら誰にでも容易にわかるはずであろう。しかしこれほどの数学者でも実に分かりにくいと告白され、自分の専門分野でも理解に多大の努力がいるし、専門外なら理解は到底不可能だと断じています。終いには何か数学書を早く読む方法があったら教えて貰いたいとまで懇願されているのにはおどろきました。この一文を読んだだけでもなんと勇気づけられたことか・・・学習院大のHPで飯高先生の思い出話も必見です。
せひ「数学の学び方」小平、「学問の発見」広中 平祐の各レヴュー、「数学的思考の本質」河田直樹の144頁から151頁、「寄り道の多い数学」大沢健夫の68頁もぜひ読んで見てください。
せひ「数学の学び方」小平、「学問の発見」広中 平祐の各レヴュー、「数学的思考の本質」河田直樹の144頁から151頁、「寄り道の多い数学」大沢健夫の68頁もぜひ読んで見てください。