MAG MOOK 筋トレではカラダの9割は使えてません。骨盤力で疲れないカラダになる! (マガジンハウスムック MAG MOOK) の感想

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まず、本書に書いてある歩き方を実際にやってみました。最初は「腰回りが疲れるなあ」という感覚のほうが強かったですが少しすると「普段よりも脚で歩いている感じがしない（脚・腿が疲れない）、楽に歩ける」という感覚に変わっていきました。

続けていく中で毎日周りの人をよく見回してみましたが同じような歩き方は一人も見かけたことがありませんが、先日、ついに一人見つけました。イチロー選手です。NHKプロフェッショナル仕事の流儀というテレビ番組に出演していたイチロー選手がでかい我が家をあるく美しい姿は、本書に出てくる歩き方と全く同じでした。（you tubeで見られます。歩くシルエットも細くなるので、美しく歩きたい女性にもオススメです。）

次に、先日プールに行ったとき、本書の骨盤（特に、腸骨）の動かした方を参考に腸骨をこすり合わせるイメージで腸骨からバタ足をしてみました。すると、いつもよりバタ足の推進力が強くなった感じがしました。実際、普段より長い距離を速いスピードで泳ぎきることができました。

歩くのも、泳ぐのもそうですが、"腸骨からの、動き出し" を意識すると、しなやかに美しく動けている感じがします。「良いものは美しい」 という言葉を時折目にします。ゴリゴリパワーで押し切るよりも、「良いものは美しい」という言葉に共感がある、運動好きの方には、オススメの本です。文字量や理論の詳細さに、書籍としてのお買い得感を求める方には向いていないと思いますが、写真が多いのでイメージのしやすさや、実際にやってみての効用を重視される方には向いていると思います。