日本を取り巻く無法国家のあしらい方――ウクライナ人が説く国際政治の仁義なき戦い の感想

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タイトル日本を取り巻く無法国家のあしらい方――ウクライナ人が説く国際政治の仁義なき戦い
発売日2019-12-01
製作者グレンコ・アンドリー
販売元扶桑社
JANコード9784594083540
カテゴリジャンル別 » 社会・政治 » 政治 » 政治入門

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著者のグレンコ・アンドリー氏は、日本の近隣諸国を次のように表現している。
韓国=ストーカー、北朝鮮=チンピラ、中国=ヤクザ、ロシア=マフィア

アンドリー氏はまず、韓国がなぜ反日なのか説明する。
韓国人にとって韓国とは「韓国民族が日本に抵抗した結果としてできた国」であり、このことは、韓国の憲法前文に建国理念として掲げられている。ウソの建国の歴史を国の前提にしてしまったので、反日と縁を切ることができない運命なのである。
彼らにとっては、建国神話は史実そのものなので、ここが揺らぐと建国理念は瓦解して、韓国という国の存在そのものが危うくなるのではないかという恐怖があるのである。
反日のわりに韓国は日本文化が好きなので、反日をやめれば韓国はまともな国家になれるが、それは今の韓国人にとっては非常に難しい。文在寅政権の間に日韓関係が良くなることは想定しづらいので、「丁寧な無視」が最もいい方法ではないかと述べている。

北朝鮮による日本人拉致について、アンドリー氏は、国際常識として、他国民を勝手に連行する行為は戦争よりも厳しく批判される行為だということを知っておくべきだと述べている。拉致は、単純な領土侵略よりもはるかに大きな人権侵害なのである。
それなのに、日本国内には朝鮮人のための学校があり、朝鮮総連という北朝鮮支持団体によって運営されている。これは敵かつ犯罪者に対する優遇であり、二重、三重におかしな話である。朝鮮学校では犯罪者である金一族の肖像画を掲げて、独裁国家・北朝鮮の国家理念を日本国内で教育している。そんなことが行われている状況は異常である。
拉致問題にしても、安全保障問題にしても、今すぐの解決は難しいが、諸問題解決の第一歩というのは、問題の存在をしっかりと認識すること、異常を異常として認識することだと述べている。

北方領土について、アンドリー氏は、ロシアの方から返すことはない、日本人が必ず取り返すという強い信念を持たなければならないと述べている。焦らず、何十年かけても、いつか必ず取り返すという心構えが大事だという。

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