鳥の骨格標本図鑑 (BIRDER SPECIAL) の感想

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タイトル通り、ひたすら鳥類の骨格標本を集めまくった図鑑です。
博物館で生物の標本を見るのがお好きな方にはたまらないんじゃないかと思います。
バード川上先生が他の著作で書かれていた「コレクター魂を刺激されるので骨格標本を集めまくっている」
これはその集大成ですね。

私はバードウォッチャーなので、生きた鳥を日常的に観察していますが、
骨格になってしまうと、羽に誤魔化されて見えなかった部分に、
意外なほど違いがあるのがわかって興味深かったです。
似たような鳥でもみんな足の長さとか腕の長さとか太さとか、全然違うんですね！

どの鳥も、普通はどんな姿と色をしているのか、カラー写真がついているので、
知らない鳥でも大丈夫。
説明文も一言ついていますが、これがいつもの川上節炸裂で、相当笑えます。
大きな鳥も小さな鳥も、ページいっぱいに収まるように拡大・縮小してあるので、
残念ながら実物のサイズ感だけはよくつかめませんが、
これを読んで興味を持った方は「インターメディアテク」などの博物館で実物を見るとよいと思います。