チャイコフスキー:交響曲第4番、第5番、第6番《悲愴》 [DVD] の感想
参照データ
タイトル | チャイコフスキー:交響曲第4番、第5番、第6番《悲愴》 [DVD] |
発売日 | 2018-03-07 |
出演 | ヘルベルト・フォン・カラヤン |
販売元 | ユニバーサル ミュージック |
JANコード | 4988031263525 |
Disc 1 : | 交響曲 第4番 ヘ短調 作品36 オープニング・クレジット 交響曲 第4番 ヘ短調 作品36 第1楽章:Andante sostenuto-Moderato con anima-Moderato assai,quasi Andante-Allegro vivo 交響曲 第4番 ヘ短調 作品36 第2楽章:Andantino in modo di canzone 交響曲 第4番 ヘ短調 作品36 第3楽章:Scherzo:Pizzicato ostinato.Allegro 交響曲 第4番 ヘ短調 作品36 第4楽章:Finale.Allegro con fuoco 交響曲 第5番 ホ短調 作品64 オープニング・クレジット 交響曲 第5番 ホ短調 作品64 第1楽章:Andante-Allegro con anima 交響曲 第5番 ホ短調 作品64 第2楽章:Andante cantabile,con alcuna licenza-Moderato con anima-Andante mosso-Allegro 交響曲 第5番 ホ短調 作品64 第3楽章:Valse.Allegro moderato 交響曲 第5番 ホ短調 作品64 第4楽章:Finale.Andante maestoso-Allegro vivace-Molto vivace-Moderato assai e molto 交響曲 第6番 ロ短調 作品74 ≪悲愴≫ オープニング・クレジット 交響曲 第6番 ロ短調 作品74 ≪悲愴≫ 第1楽章:Adagio-Allegro non troppo-Andante-Moderato mosso-Andante-Moderato assai- 交響曲 第6番 ロ短調 作品74 ≪悲愴≫ 第2楽章:Allegro con grazia 交響曲 第6番 ロ短調 作品74 ≪悲愴≫ 第3楽章:Allegro molto vivace 交響曲 第6番 ロ短調 作品74 ≪悲愴≫ 第4楽章:Finale.Adagio lamentoso-Andante |
カテゴリ | ジャンル別 » ミュージック » クラシック » 交響曲・管弦楽曲 |
購入者の感想
どの曲も爽快な仕上がり。
映像はカラヤンをスターに仕立てるためのカメラワークのよう。まるでアイドルのプロモビデオみたい。
しかしこれらの曲を知りたい人にとっては良いのではないか。解釈が万人向き。
ただベルリンフィルが細かいミスをしているのが、やや気にならなくはない。第4番の第1楽章冒頭のファンファーレでトランペットが一人コケている。第6番の第1楽章の展開部から主題再現部になだれ込む部分で、金管楽器群全体が弦楽器群より半拍子または1/3 拍子早く出ていませんか? 主題展開部でもトランペットが小さなミスをしている。第三楽章の冒頭で弦楽器が主題をザワザワと奏でたあと、すぐに木管楽器群が呼応するが、そこの縦の線が乱れている。ただ、この楽章はそもそもカラヤンが超スピードでやろうとしているのに、オケがうまく乗れていなくて、アンサンブルが乱れがちなのが気になる。
またオケのせいではないが、長い残響のホールでやっているせいか、残響が返ってくるとき少し高めの音が返ってきている。そのため弱音部、特に6番の第1楽章ファゴットなどのソロの時に、その残響の音程が、オケのオリジナルな音程と合わないのが気になる。
カラヤンは終始目をつぶり、恐ろしいばかりの鬼の形相で指揮している。それを見ているだけで、ふるえてしまうほどである。カラヤンの指揮のアクションはだいたいにおいて、物凄く大きく、まるで体操の選手のよう。この時代のカラヤンは無茶苦茶体力があったのだろう。普通の人なら脱水症状を起こして倒れてしまうのではないかと思うばかりである。
映像はカラヤンをスターに仕立てるためのカメラワークのよう。まるでアイドルのプロモビデオみたい。
しかしこれらの曲を知りたい人にとっては良いのではないか。解釈が万人向き。
ただベルリンフィルが細かいミスをしているのが、やや気にならなくはない。第4番の第1楽章冒頭のファンファーレでトランペットが一人コケている。第6番の第1楽章の展開部から主題再現部になだれ込む部分で、金管楽器群全体が弦楽器群より半拍子または1/3 拍子早く出ていませんか? 主題展開部でもトランペットが小さなミスをしている。第三楽章の冒頭で弦楽器が主題をザワザワと奏でたあと、すぐに木管楽器群が呼応するが、そこの縦の線が乱れている。ただ、この楽章はそもそもカラヤンが超スピードでやろうとしているのに、オケがうまく乗れていなくて、アンサンブルが乱れがちなのが気になる。
またオケのせいではないが、長い残響のホールでやっているせいか、残響が返ってくるとき少し高めの音が返ってきている。そのため弱音部、特に6番の第1楽章ファゴットなどのソロの時に、その残響の音程が、オケのオリジナルな音程と合わないのが気になる。
カラヤンは終始目をつぶり、恐ろしいばかりの鬼の形相で指揮している。それを見ているだけで、ふるえてしまうほどである。カラヤンの指揮のアクションはだいたいにおいて、物凄く大きく、まるで体操の選手のよう。この時代のカラヤンは無茶苦茶体力があったのだろう。普通の人なら脱水症状を起こして倒れてしまうのではないかと思うばかりである。