私の薔薇を喰みなさい(初回限定盤)(DVD付) の感想

去年の「凶夢伝染」もそうだったがこのシングルもＡ面だけじゃなくてカップリングも含めてひとつの作品としてより楽しめるようになっている
リリースが以前よりは控えめになった分こういう風にアーティスト根性を凝らしてくれるのは長いこと聴いてると嬉しいのです

表題の「私の薔薇を喰みなさい」は「凶夢伝染」より好みです
新しいからっていう安直な補正だけじゃなくて音も凝るようになったなぁと感じたから
アリカさんもそうですが、片倉さんてほんとアイデア尽きないよなぁと（笑）
過去のローゼンメイデン系ソング集と合わせて聴いて変化を楽しむも良しですね
こういう明るいシングル曲ってそういえば「裸々イヴ新世紀」以来でしょうか

カップリング２曲それぞれ
「Fraulein Rose」が真紅で「乙女の贖い」が水銀燈をイメージしたものだそうな
もっとも新鮮だったのは「Fraulein Rose」ですかね
特徴的なサビはコーラスやチェンバロ、どこか無機質な歌声が魅力的

「乙女の贖い」は定番的なバラードで今回の中では暗い曲ですが、水銀燈の胸の内を覗くような感覚がグッドです

まさしく【ローゼンメイデンコンセプトシングル】と言った処でしょうか