大人のメンタルヘルス常識 心の風邪をこじらせないための処方箋 の感想

表紙の色が目立つ。コンビニで購入。安価で宜しい。
心理学本にありがちな、大判で薄くて内容が少しで、字が大きくて読みやすい、そういうムック本ではない。
それなりに読むところが多く、実戦しやすい物を多く取り上げ、イラストもふんだんに使い、
図も表も小難しい理論を取っ払ってくれる助けになる読みやすさ。

メンタルヘルスをニュートラルに保つ方法、鬱に落ち込まないテクニック、
一気にではないけれど、上手にバランスを取りながら、絶不調に陥らないよう、
心の風邪をこじらせないよう、物事を見る、受け止める、変化させる方法、小ネタ満載。
ストレスを手なずける、その極意が小出しでじわりじわり効いてくる、そんな感じ。

何よりも大切なのは、ストレスを感じることは悪いことではない。
ストレスをどのように受け止めて、変化させるかをアドバイスしているのが良い。
ことあれば逃げ出そうとする若手をキツク追い詰めるのではなく、
事例を出してこのように変化するんだよと、認知フレームの書き換えが早い。
見出し、内容にキーワードを儲け、構成面でも読みやすさをわかりやすさを前面に。

とにかく前向きになれるヒントが満載。30年前から知っていればねえ・・・。
今からでも遅くはない、出来る所からすぐに始めてみようという気にさせる本。
脳のアンチエイジング、マインドフルネス、ちょっと無理せず頑張りたくなる内容。