マジカル・ミステリー・ツアー・セッションズ#2 の感想

エターナル・グルーヴの「マジカル・ミステリー・ツアー・セッション」第2弾。第1弾を購入してたので今回も性懲りもなく半分惰性で購入。好きなアルバムということもありますが。収録曲は既発ブートで聴ける音源ですが、このレーベルは割としっかりした音源をチョイスしてますし、編集も雑ではないので、個人的にはギリギリ合格点の出来です。ただ一般のリスナーには自信を持ってお勧めと言うわけにはいかないのも事実です。
メイキングとタイトルにあるようにデモ段階での曲が並びます。私はCD83枚になる"ゲット・バック・セッション"のブートを聴きましたから(死にました。殆ど、ながら聴きでした)、同じ曲が繰り返されるのは気にならなくなりました。
本盤も"アイ・アム・ザ・ウォルラス"が6テイク収録されてます。曲が完成に近づく過程が分かりますが、初心者にはキツいですね。やはり、アウトテイクの類は余程のマニアでないと聴かないでしょうね。ビートルズに関してはライブ盤は少ないですが、スタジオ・テイクは半端なく多く、次々と同じようなブートがリリースされるので、キリがありません。同じことはプリンスにも言えます。プリンスはライブも多いし、他アーティストへの提供曲もかなりあるので、更に大変です。
さて本盤、まとまりとしては第1弾のほうが良かったと感じます。第3弾が出たら、流石に買わないでしょうね。今回もデジパック使用、日本語帯、日本語解説付です。ジャケのセンスはまずまずといったところ。価格を抑えて１枚1,000円程度なら、このレーベルのカタログは揃えたいと思うのですが。