Hand Spun: New Spins on Traditional Techniques の感想

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編み物にはまり　そのうち糸も自分で作ってみたくなり　糸紡ぎする人達の中ではある種カリスマ的な存在の

レクシーボーガーさんという方を知りました。

彼女は写真やウェブデザインも手掛けるアーティストで最初は伝統的なただ紡ぐだけの糸紡ぎをしていたのだとか。

それでも根っからがアーティスト気質なのでそのうち面白くて独創的な事がしたくなってなんでも糸に絡ませて紡ぐ今となってはアートヤーンと

呼ばれている糸を紡ぐようになったんですって。

このアートヤーン　ラメの糸も　カセットテープもがしゃぽんの空のケースもとにかく自分が紡ぎたいものならなんでも紡いでしまおうという

自由でわくわくするような楽しい世界なのです。

高価だけれど、アートヤーン専用の糸車もあるのだとか。

でも糸なんだから　実用的でなければという声も聞こえてきそうです。

私も彼女の紡ぐ糸を見て　こんな糸でセーターを編んだら洗濯できない（汗）と感じたことは確かです。

でも彼女いわく　「もっと自由に糸を紡ぐ事を楽しんで！　糸を紡ぐ事が最終形でもいいじゃない？」と。

なるほど。

この自由である事。楽しむ事。というのは全ての創作活動全般に言えることだと目から鱗が落ちました。

そしてなにより　このアートヤーン　とても美しいのです。

本の中の文字は全て英語ですが　アートヤーンを紡ぐためのテクニック（ゴロゴロした物を糸に混ぜて紡ぐには？とか　ツイストと呼ばれるくるくる

カーリーヘアみたいな糸を紡ぐには？）とかいった技法がイラストで載っているので糸車で糸を紡いだ事がある方はなんとなく

そのイラストで紡ぎ方がわかるんじゃないかなと思います。

糸車を買わないとこんなアートヤーンは紡げないの？という疑問があり　専門の方に聞いてみると

やはりこのような凝った技法の糸は両手があくからこそできる技で　糸車は両手が空き