歌の翼に~メンデルスゾーン:歌曲集 の感想

ソプラノ歌手としては、LP時代は、エリー・ァメリンクが好みでライヴも含め随分聴き込みましたが、CDに入れ替えて以降はボニーにしびれています。きっかけは、FMで聴いたバッハのコーヒー・カンタータでした。素晴らしい歌声が強く印象に残り、元々大好きな曲なので、すぐにCDを買いました。レオンハルトの指揮が四角四面で、曲想にやや合わない気がしますが、ボニーの歌唱はこれを補って余りあるものです。続いて、シューベルトとモーツアルトの歌曲集（ピアノ伴奏は本盤と同じパーソンズ）も購入しましたが、これまた文句なしの歌唱が聴けます。このメンデルスゾーンは表題曲を除くとなじみのある曲は少ないですが、、期待を裏切らない良い仕上がりで、ボニーが当代屈指のソプラノ歌手であることを再認識しました。