春への憧れ~モーツァルト:歌曲集 の感想

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参照データ

タイトル春への憧れ~モーツァルト:歌曲集
発売日2004-01-21
アーティストボニー(バーバラ)
販売元ワーナーミュージック・ジャパン
JANコード4943674049387
Disc 1 :歓喜に寄す K.53
落ち着きはらってほほえみながら K.152
鳥たちよ、毎年 K.307
さびしく暗い森で K.308
おお、神の子羊 K.343
おいで、いとしのツィターよ K.351
孤独に寄す (私の慰めとなれ) K.391
魔術師 K.472
満足 K.473
すみれ K.476
自由の歌 K.506
ひめごと K.518
別れの歌 K.519
ルイーゼが不実な恋人の手紙を焼いた時 K.520
夕べの想い K.523
クローエに K.524
夢の像 K.530
春への憧れ K.596
春 K.597
子供の遊び K.598
男たちはいつでもつまみ食いしたがる K.433
喜びの気持ちを K.579
カテゴリミュージック » ジャンル別 » クラシック » オペラ・声楽

購入者の感想

 アメリンクの初期の録音を検索していたら、バーバラ・ボニーに気がついた。彼女に対する基礎知識はないまま、視聴してよさそうだったので、アメリンク(レコードでは持っているので)は止めてこちらを購入。結果として予定外のすばらしい買い物となりました。
 現在私の手元に、レコード、CDを合わせると、アメリンクの新、旧、エディド・マティス、バーバラ・ヘンドリックス、鮫島有美子、男性はシュライアーとディスカウの7種類あります。男性歌手を同列に並べるのも意味がないので、女性だけで比較してもバーバラ・ボニーは際だっていると思います。
 美しく透き通った声で一言一言を語りかけるように歌う。しかも、もぎたての果物のように新鮮。そして立体的、躍動的と凡庸な言葉がいくらでも並びそうです。語尾に独特の歌い回しがあり、時々ハッとさせられます。そこがまた魅力的でもあります。
 若いほうからケッヘル番号順に並べてある編集も珍しいのですが、そのせいか、曲が進むにつれてどんどん引き込まれていきます。私が最も好きになったのは、K.506の「自由の歌」。この歌に彼女の持ち味全てが集約されているように感じます。
 もう一つ、数少ない短調で書かれたK.519の「別れの歌」。この曲の残り4分の1あたりで「アー」と歌い出すその「アー」が歌ではなく、まるでふと出てしまう「ため息」のようなのです。演出なのか自然に出たものか。その歌い方が何とも心憎い。
 いま、私は彼女にのめり込んでおります。モーツアルトの歌曲集ってこんなにすばらしかったのかしら、と再認識しながら。
 

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