エイルマー・ヴァンスの心霊事件簿 (ナイトランド叢書) の感想
参照データ
タイトル | エイルマー・ヴァンスの心霊事件簿 (ナイトランド叢書) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | アリス&クロード・アスキュー |
販売元 | 書苑新社 |
JANコード | 9784883752195 |
カテゴリ | ジャンル別 » 文学・評論 » 文芸作品 » 英米文学 |
購入者の感想
名前が出て来るヴァンスはその種の事件にしばしば遭遇した経験が有るだけの普通の人で、特殊な知識や能力等が有る訳では無いが、探偵としてはごくまとも。ワトスン役の人物の方が実は一種の超能力者と云うのがミソ。
バラエティに富んでいてヴァンスは単なる見届け役の場合も有れば事件の真相を見抜き探偵としての役割を果たす場合も有る。が、いずれも物語としての完成度は高い。
このシリーズを生んだ夫妻が連載終了後数年して死亡したのは残念な事で長篇でも読んでみたかったと想うが、もっともひと夏の間、週刊誌に短期連載されただけで以後書かれなかった事と、大衆作家ではあったがどうやら本来はオカルトとは無縁な作風である事から、何かの気の迷いで書かれただけの負債にとっての黒歴史であった可能性も存在はするが・・・。
バラエティに富んでいてヴァンスは単なる見届け役の場合も有れば事件の真相を見抜き探偵としての役割を果たす場合も有る。が、いずれも物語としての完成度は高い。
このシリーズを生んだ夫妻が連載終了後数年して死亡したのは残念な事で長篇でも読んでみたかったと想うが、もっともひと夏の間、週刊誌に短期連載されただけで以後書かれなかった事と、大衆作家ではあったがどうやら本来はオカルトとは無縁な作風である事から、何かの気の迷いで書かれただけの負債にとっての黒歴史であった可能性も存在はするが・・・。