Live In London, 1984 の感想

MTV放送用に、映像を含めて収録されたことで昔から有名なショーですが、オーディオのみを収めたタイトルは、何となく音がこもり気味だったり深みがなかったりして、意外と音質の優れているものがありませんでした。

しかし、本作に収録されているバージョンは、少なくとも私が聞いたことがあるものの中では、概して、最も音がクリアで伸びもあり、バランスも良いです。なので、名うてのコレクター諸氏もこれは買いですね！

ただし、「City Siren」の後半のギターソロ中で、一瞬ですが、音質の下がる元テープに切り替わる部分があるのですが、これはマスターに欠落箇所があったからなのでしょうかね？？

本タイトルに使用されている写真は、JimmyがPaulと共演した米国でのARMSコンサートでのショット、ロイハーパーのステージでJimmyがTonyと共演した際のショット含めた’84のものから、’85のもの、’86のものまで、相変わらず雑多ですが、いずれもThe Firmの結成にゆかりのあるものだし、そもそもこのバンドの存続期間は短かったので、本作に関しては、そこら辺のごった煮感は、まあ、許せます。それに、表ジャケットに使われている写真では、JimmyもPaulも格好良く写っているので、これはコレクションアイテムとして◎ですね！