民法案内〈1〉私法の道しるべ の感想

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今を遡ること20数年前、わたくしがまだひよっこ法学部1年生のとき、民法総則の講義の冒頭で、講義の参考図書として、川井健先生（当時、一橋大学から講師として出講）から本書の紹介を受けました。
その当時は一粒社（現在は廃業）から出版されていたのですが、新品はおろか、古書でもなかなか手に入らなかったので、わたくしは、けっきょく法学部の図書室で、順番を待って読んだ覚えがあります。
時を経て稼業の経理屋仕事に疲れたわたくしは、勁草書房版になった本書を買い求め、心を癒しました（2005年ごろ購入）。
わたくしの「法学やりなおし」勉強の嚆矢となりました。
現在はもっと手に取り易い民法入門書が市中に数多ありますから、わたくしのレビューなど「前世紀の、ロイヤーなりそこないの懐古趣味」なのかもしれませんね。