圏論 原著第2版 の感想

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参照データ

タイトル圏論 原著第2版
発売日販売日未定
製作者スティーブ アウディ
販売元共立出版
JANコード9784320111158
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購入者の感想

私が圏論を意識し始めたのは「新訂版 数理解析学概論」の線型位相空間の章における超関数の構成を読んでいる時だった. この本では超関数の定義域となる線型位相空間D(Ω)を帰納的極限により定義している. 帰納的極限の定義は図式を描いて理解することができた. ちょうどかつてTwitterのタイムラインでたまに見ていた, 圏論における可換図式だった.

その時から圏論が気になり始めた. そして「新訂版 数理解析学概論」のレビューで圏論の言葉を使った説明を思いついたのでそれを書いてから, 圏論を本格的に学びたくなってきた.

森田の「代数概論」の最終章はおまけ程度であり, 必ずしも圏論の概念の本質が分からなかった. インターネットも参考にしたが, 次に読んだのは本書である. しかし日本語訳がひどくて18ページ目で読む気が失せた. 群論においてケイリーの定理というおもしろい定理があること, 関手は可換図式を可換図式に写すこと, のふたつだけは新たに学べたのでそれは良かったが, おすすめはできない. 読んでいくうちに内容が信用できるのか不安になってくるからである.

本書と「圏と加群」はわかりにくい. 「ベーシック圏論」と, 意外と初学でも読める「圏論の基礎」の2冊をおすすめしたい.

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