こんな朝日新聞に誰がした? (WAC BUNKO 241) の感想
参照データ
タイトル | こんな朝日新聞に誰がした? (WAC BUNKO 241) |
発売日 | 2016-12-19 |
製作者 | 長谷川熙・永栄潔 |
販売元 | ワック |
JANコード | 9784898317419 |
カテゴリ | ジャンル別 » 社会・政治 » マスメディア » ジャーナリズム |
購入者の感想
共に元朝日新聞記者の「崩壊 朝日新聞」と「ブンヤ暮らし三十六年回想の朝日新聞」の著者による、朝日新聞ジャーナリズムをマルクス主義結社と断じた対談と文章による、読者にとっては痛快だが朝日にとっては物悲しい回想録。
南京虐殺事件、慰安婦問題から安倍政権批判まで、誰もが知っている世を騒がせた具体的なエピソードを取り上げ、誤報、虚報、創作で成り立つ記事であることを、歴代社長から名物・花形記者まで実名を上げて論じていて、その勇気と迫力には感心する。新聞とは何か、新聞を読む人必読の書といえる。両著者の前著と合わせて読めば、面白さと驚きは倍倍増すること請け合いである。
著者の永栄氏が「はじめに」で述べているが、自身よりもっと本書にふさわしいと思われる記者に声をかけたが断られたという。朝日に対する両著者の立場や見方は若干異なっているが、両者の批判の対象となっている共産主義、思想偏向と名指しされた左寄りの記者を加えた鼎談となっていたら、文字通り帯にあるような「激突対談(鼎談)」になり、五つ星を外せない出来となっていたであろう。四つ星でもお勧めであることは間違いない。
左門 新
人生が2000%うまくいく ハーバードの秘密 (王様文庫)
南京虐殺事件、慰安婦問題から安倍政権批判まで、誰もが知っている世を騒がせた具体的なエピソードを取り上げ、誤報、虚報、創作で成り立つ記事であることを、歴代社長から名物・花形記者まで実名を上げて論じていて、その勇気と迫力には感心する。新聞とは何か、新聞を読む人必読の書といえる。両著者の前著と合わせて読めば、面白さと驚きは倍倍増すること請け合いである。
著者の永栄氏が「はじめに」で述べているが、自身よりもっと本書にふさわしいと思われる記者に声をかけたが断られたという。朝日に対する両著者の立場や見方は若干異なっているが、両者の批判の対象となっている共産主義、思想偏向と名指しされた左寄りの記者を加えた鼎談となっていたら、文字通り帯にあるような「激突対談(鼎談)」になり、五つ星を外せない出来となっていたであろう。四つ星でもお勧めであることは間違いない。
左門 新
人生が2000%うまくいく ハーバードの秘密 (王様文庫)