炎炎ノ消防隊(10) (講談社コミックス) の感想

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参照データ

タイトル炎炎ノ消防隊(10) (講談社コミックス)
発売日2017-08-17
製作者大久保 篤
販売元講談社
JANコード9784065101131
カテゴリ » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » コミック

購入者の感想

 地下の深部で対峙するシンラとショウ。シンラにしてみれば夢にまで見た生き別れの弟との
再会だが、ショウにとっては計画遂行に必要な“部品”、連れ帰って信奉する「伝導者」に献上
するための供物に過ぎない。時を超越するかのようなショウの超高速攻撃になす術なく打たれ
続けるシンラ、だが弟への想いはいつしかショウの“宇宙” への扉をこじ開ける……!!
 今回の4分の3ぐらいはこの兄弟対決。物陰からアドバイスするリヒトとの連携で、次第に
ショウの能力を暴き迫っていくプロセスは面白い。何と「熱」で時間をも操作できる!
対決の中で兄・シンラへの感情に目覚め始めたショウ君ですが、この先兄の元へ戻ってくる
のかどうか。ジョヴァンニが哂う通り、洗脳や信仰は恐ろしい。
 
 合間にこの「人体発火」事件の真相、“白装束” たちが何を企んでいるのかといった背景が
だいぶ具体的に明かされてきたのも面白い。その辺を敵キャラがペラペラしゃべってくれるのも
どうかとは思いますが、計画が比較的順調なのでうれしくてしょうがないんだろうなあ(笑)。
これだけ強いショウもラスボス候補なのかと思ったら、彼を指先一つでダウンさせるさらに上位
の敵キャラも登場、奥の深さを見せつけてくれます。はたしてシンラたち消防隊はどうやったら
勝利できるのか、意外と道は遠そうな。敵の力の源を絶つには…。
 
 終盤には負傷したシンラのため、医療を司る消防隊の第6が新登場。短いながらこれも
なかなか味のあるシーン。
そして遂に、第1の大隊長からシンラに真相が語られる…? 次巻も楽しみです。
 
 今に始まったことではありませんが、あとがきのやる気のなさは尋常でなく(笑)。
描くことがないのなら本編を2ページ増やした方がマシでしょうに。
 
 表紙とカバー下プロフィール(Kindle版には未収録)は第8に加わった怪しい男リヒト。
科学者らしい変に凝った表記。187.236cmって結構長身だったのね。
好きな色「DIC99(65%)+Y(11%)」はライムグリーンみたいな感じかな?

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