開高 健 電子全集16 生物としての静物/食卓は笑う の感想

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参照データ

タイトル開高 健 電子全集16 生物としての静物/食卓は笑う
発売日2014-07-25
製作者開高健
販売元小学館
JANコード登録されていません
カテゴリ文学・評論 » エッセー・随筆 » 日本のエッセー・随筆 » 近現代の作品

購入者の感想

開高健の80年代のエッセイ集が三つ含まれている。
『生物としての静物」(1984)では、たばこやキセルから文房具、そして釣り道具に至るまで、作者が愛してきた様々な物が、歴史とともに語られる。著者は、物を語りながら、人生を語っている。そこにこの本の面白さがある。
『食卓は笑う』(1982)。サントリーの社長佐治敬三に勧められて、毎日新聞に毎月1回掲載したもの。外国に行ったときに語って受けた冗句が毎回紹介されている。中には英訳までついているものもある。つまらない冗句が多く、著者の最大の駄作のひとつとして楽しみたい。
『知的経験のすすめ』(1987)。「教育」について書くように依頼されて、書かされたエッセイ集。ほとんどが幼年・少年期の体験談で、「教育」とも「知的経験」ともとくに関わりがない。

軽さと同時に、痛ましさを感じる著作群であり、はじめて開高健を読む人には勧められない。

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開高 健 電子全集16 生物としての静物/食卓は笑う

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