中国の核実験─シルクロードで発生した地表核爆発災害─〔高田 純の放射線防護学入門〕 (高田純の放射線防護学入門シリーズ) の感想

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タイトル中国の核実験─シルクロードで発生した地表核爆発災害─〔高田 純の放射線防護学入門〕 (高田純の放射線防護学入門シリーズ)
発売日販売日未定
製作者高田 純
販売元医療科学社
JANコード9784860033903
カテゴリ »  » ジャンル別 » 医学・薬学・看護学・歯科学

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毎日新聞(2018・1・9朝刊)に、ソウル発のちょっと気になる記事が出ていた。

「北朝鮮 核実験場近くで染色体異常」「住民被ばくか」「 広島爆心地1・6キロ相当」

 北朝鮮の地下核実験場=咸鏡北道(ハムギョンプクド)吉州(キルジュ)郡豊渓里(プンゲリ)=付近に住み、2度の核実験後に脱北した元住民2人に、原爆被爆者にみられるような染色体異常が生じている。韓国の研究者が収集したデータを広島の専門家が確認し判明した。推定される被ばく線量は高い人で累積394ミリシーベルトに達し、核実験による放射線の影響が疑われる。この数値は、広島に投下された原子爆弾の爆心地から約1.6キロの初期放射線量に相当する。豊渓里周辺では近年、核実験の影響が疑われる体調不良を訴える住民が増えており、被害の実態把握を求める声が上がっている。

 脱北者の現状調査などを手がける民間研究機関「SAND研究所」=ソウル、代表・崔慶嬉(チェ・ギョンヒ)・漢陽(ハニャン)大教授=が2016年7月、8月、昨年9月の3期に分けて、吉州郡出身者21人を対象に健康状態の聞き取り調査を実施。その結果、頭痛や吐き気などの共通の体調不良があることが判明した。

 数人について、同研究所が16年に韓国原子力医学院(ソウル)に依頼し、放射線被ばく検査を実施。このうち、核実験場から約27キロ離れた場所に居住し、06年と09年の核実験を経験した後、11年に脱北した40代女性について、血液のリンパ球内の染色体に、放射線を浴びた時に生じるような染色体異常が確認され、推定された被ばく線量は累積320ミリシーベルトだった(以下略)

まぁ、福島第一原発の事故でも、それなりの悪影響を周辺に及ぼしており、避難したり、防護服やら防護措置をしていないと、かなり被爆したことだろう。

同じことは中共がウイグルなどで大気圏核実験をしていた時にも、同様の被害が周辺住民に起こっていたと思われるが、当時も今も、そうした被爆状況は「竹のカーテン」に遮られて自由世界にはあまり漏れていない。

そのあたりは、高田純氏が『核の砂漠とシルクロード観光のリスク─NHKが放送しなかった楼蘭遺跡周辺の不都合な真実』『中国の核実験

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