常世長鳴鳥 (山岸凉子スペシャルセレクション) の感想
参照データ
タイトル | 常世長鳴鳥 (山岸凉子スペシャルセレクション) |
発売日 | 2010-08-20 |
製作者 | 山岸 凉子 |
販売元 | 潮出版社 |
JANコード | 9784267905377 |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » コミック |
購入者の感想
円熟期の山岸涼子先生の作品集。この時期の先生の作品はほとんど読んでいるのですが
テネシー・ウィリアムスの『ガラスの動物園』に出てくる言葉を題名にした
『ブルー・ロージス』が読みたくて購入しました。
優れた才能を持ちながら、内気過ぎて男性に縁のないイラストレーター。
彼女が年下の男性との交際を経て、傷つきつつも成長していく姿が描かれた好短編です。
『ガラスの動物園』の連想からもっと弱々しいヒロインを予想していましたが、
このヒロインは繊細ながら気丈で未来を切り開く強さを持っているところに好感を覚えました。
姉妹の葛藤をテーマにした『常世長鳴鳥』『瑠璃の爪』、母と娘の微妙な関係を描いた『鏡よ鏡』、
娘のいる男やもめの男性に嫁いだ女性が体験する怪異を描いた『顔の石』など
山岸先生らしい読み応えがある作品集です。
テネシー・ウィリアムスの『ガラスの動物園』に出てくる言葉を題名にした
『ブルー・ロージス』が読みたくて購入しました。
優れた才能を持ちながら、内気過ぎて男性に縁のないイラストレーター。
彼女が年下の男性との交際を経て、傷つきつつも成長していく姿が描かれた好短編です。
『ガラスの動物園』の連想からもっと弱々しいヒロインを予想していましたが、
このヒロインは繊細ながら気丈で未来を切り開く強さを持っているところに好感を覚えました。
姉妹の葛藤をテーマにした『常世長鳴鳥』『瑠璃の爪』、母と娘の微妙な関係を描いた『鏡よ鏡』、
娘のいる男やもめの男性に嫁いだ女性が体験する怪異を描いた『顔の石』など
山岸先生らしい読み応えがある作品集です。