ドラッカー名著集3 現代の経営[下] の感想
参照データ
タイトル | ドラッカー名著集3 現代の経営[下] |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | P.F.ドラッカー |
販売元 | ダイヤモンド社 |
JANコード | 9784478307014 |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » ビジネス・経済 » マネジメント・人材管理 |
購入者の感想
現代の経営、下巻のテーマは「組織」「人」「経営管理者」です。
印象的なのは、ドラッカーが「人という資源」が秘めている可能性を極めて前向きに高く評価している点です。「要求が大きければ大きいほど、大きなものを生み出せるのが人の特性」と言い切ってくれています。そして、その資源を活用できるのは他の誰でもない、自分である、とも。
経営管理者について触れた第5部では、経営管理者は一方的に使うことのできない唯一の特殊な資源である人とともに働くため何より「真摯さ」が求められる、と説きます。経営者ならずとも心にとめておきたい素晴らしい言葉です。
また、企業と社会の関係にも言及しています。曰く「社会に対する(企業の)マネジメントの第一の責任は利益をあげること。なぜなら、企業が十分な利益を生まなければ社会が損失を蒙る」。50年も前に「企業の社会的責任(CSR)」の本質を鋭く指摘していたとは…。
ところで読んでいるあいだ、ずっと感じていたのですが、本書でドラッカーが言っていることって松下幸之助が言っていることとおんなじじゃないですか!「真摯さ」(ドラッカー)は「素直」(幸之助)のことだし、人間という資源を尊重して信用して育てるべし、とか、企業は利益とイノベーションによって社会の発展に貢献すべし(幸之助は「赤字企業は社会的な罪悪」とまで言った)、とか…。本書を読んで、ドラッカーも幸之助もますます好きになったように思います。
印象的なのは、ドラッカーが「人という資源」が秘めている可能性を極めて前向きに高く評価している点です。「要求が大きければ大きいほど、大きなものを生み出せるのが人の特性」と言い切ってくれています。そして、その資源を活用できるのは他の誰でもない、自分である、とも。
経営管理者について触れた第5部では、経営管理者は一方的に使うことのできない唯一の特殊な資源である人とともに働くため何より「真摯さ」が求められる、と説きます。経営者ならずとも心にとめておきたい素晴らしい言葉です。
また、企業と社会の関係にも言及しています。曰く「社会に対する(企業の)マネジメントの第一の責任は利益をあげること。なぜなら、企業が十分な利益を生まなければ社会が損失を蒙る」。50年も前に「企業の社会的責任(CSR)」の本質を鋭く指摘していたとは…。
ところで読んでいるあいだ、ずっと感じていたのですが、本書でドラッカーが言っていることって松下幸之助が言っていることとおんなじじゃないですか!「真摯さ」(ドラッカー)は「素直」(幸之助)のことだし、人間という資源を尊重して信用して育てるべし、とか、企業は利益とイノベーションによって社会の発展に貢献すべし(幸之助は「赤字企業は社会的な罪悪」とまで言った)、とか…。本書を読んで、ドラッカーも幸之助もますます好きになったように思います。