図書館内乱 図書館戦争シリーズ (2) (角川文庫) の感想

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参照データ

タイトル図書館内乱 図書館戦争シリーズ (2) (角川文庫)
発売日2011-04-23
製作者有川 浩
販売元KADOKAWA/角川書店
JANコード9784043898060
カテゴリ » ジャンル別 » 文学・評論 » ミステリー・サスペンス・ハードボイルド

購入者の感想

基本ベタ甘ラブコメ路線の本シリーズですが、所々に見え隠れする鋭い風刺がストレートに伝わってくる本です。人権という至極まっとうな言葉が,人権擁護、人権保護、「政策」となると、途端に胡散臭くなってくる、現代政治への強烈な風刺として伝わってきました。巻末の参考文献を見れば、さもあらんなわけですが、これだけ読みやすく(ラノベですから)書かれているところに、この作品の秀逸さがあると思います。そもそも、図書隊という武装組織が国家機関と戦うという設定が荒唐無稽との見方もありますが、この設定自体が、先日成立したような悪法であれ、成立してしまえば、諦めるしかないと考えている我々への強烈なアンチテーゼと見ることもできるのではないでしょうか。

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