てんのじ村 (文春文庫) の感想
参照データ
タイトル | てんのじ村 (文春文庫) |
発売日 | 2012-09-20 |
製作者 | 難波 利三 |
販売元 | 文藝春秋 |
JANコード | 登録されていません |
カテゴリ | 文学・評論 » 文学賞受賞作家 » 直木賞 » 76-100回 |
購入者の感想
"かなうことなら、二つか三つ、越えてもみたい。そのくらいまで生きて、芸ができれば、この道が決して間違いではなかったと、納得がいくのではないか。"大阪の通天閣の下に住む芸人たちの姿を第二次大戦争中から昭和まで描いた本書は時代の変化の疾走感と対比されるような変わらないおのれの芸に一途な芸人たちの姿が胸をうつ。
個人的には、以前から阪神高速の入り口近くに設置され、いまはフェンスで囲まれ知る人ぞ知る存在になってしまっている?石碑"上方演芸発祥地"を眺めながら、"かっての【てんのじ村】って、一体どんな感じだったのだろうか?"と時折想いを馳せる機会があったので、芸人たちを中心に時代の流れが活き活きと鮮明に描かれる本書は、まるでその問いへの答えを与えてくれるような爽快な読後感でした。
大阪好きはもちろん、大阪観光に訪れる誰かにも、そして100年時代。中高年になっても夢を追い続けたい誰かにもオススメ。
個人的には、以前から阪神高速の入り口近くに設置され、いまはフェンスで囲まれ知る人ぞ知る存在になってしまっている?石碑"上方演芸発祥地"を眺めながら、"かっての【てんのじ村】って、一体どんな感じだったのだろうか?"と時折想いを馳せる機会があったので、芸人たちを中心に時代の流れが活き活きと鮮明に描かれる本書は、まるでその問いへの答えを与えてくれるような爽快な読後感でした。
大阪好きはもちろん、大阪観光に訪れる誰かにも、そして100年時代。中高年になっても夢を追い続けたい誰かにもオススメ。