19歳 一家四人惨殺犯の告白 (角川文庫) の感想

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参照データ

タイトル19歳 一家四人惨殺犯の告白 (角川文庫)
発売日2004-08-22
製作者永瀬 隼介
販売元KADOKAWA
JANコード9784043759019
カテゴリジャンル別 » 社会・政治 » 社会学 » 社会学概論

購入者の感想

獄中の光彦の発言を載せ、「光彦はわからない」「理解不能」と結論付けているようだが、その筆者の感覚がわからない。
光彦の発言は犯罪者にしては、ごくストレートで普通に感じるのだが、それに対して「もはや理解不能」という部分が理解不能だった。筆者は、光彦に懺悔を期待しているのだろうか。そこがよくわからない。
死刑執行に立ち会った経験がある元刑務官の藤田氏に以下のような発言がある。この刑務官の発言が真実だと思う。
「死刑囚というのは、生きるか死ぬかの恐怖で極限の精神状況におかれていますから、改心するゆとりはないわけです。反省など机上の空論、理想論です。死を持って償うのが死刑ですから、反省は求めません。死刑になるだけの残虐な犯罪をやる人というのは、通常の精神や性格ではありません。教科書のような反省、悔悟というものを求める方が酷で非現実的なことだと私は思います」
筆者は何を期待していたのだろうか。

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