文藝春秋2019年10月号 の感想
参照データ
タイトル | 文藝春秋2019年10月号 |
発売日 | 2019-09-10 |
販売元 | 文藝春秋 |
JANコード | 4910077011099 |
カテゴリ | ジャンル別 » 雑誌 » 文芸・総合 » 総合 |
購入者の感想
村上春樹のバイロイト音楽祭参加体験レポートが面白い。ワーグナーの楽劇を存分に味わう。レポートも詳細を極めるが、「ローエングリン」に反ユダヤ主義思想をかぎ分け、地元の聴衆が何を感じているか、敏感な感性を研ぎ澄ます。
村上春樹は政治的な感覚に優れている。そして作品に歴史への鋭い感覚を忍び込ませる。『騎士団長殺し』は歴史的感覚が研ぎ澄まされた作品として大変面白かった。最近はジャズなど音楽を題材にした短編や翻訳を精力的に出版している村上春樹であるが、今回のバイロイト体験が次の作品にどのように生かされるか、楽しみである。
山本太郎氏の令和新選組の分析も面白い。しかし、本人が当選しないうちは、何を言っても始まらない。
お勧めの一冊だ。
村上春樹は政治的な感覚に優れている。そして作品に歴史への鋭い感覚を忍び込ませる。『騎士団長殺し』は歴史的感覚が研ぎ澄まされた作品として大変面白かった。最近はジャズなど音楽を題材にした短編や翻訳を精力的に出版している村上春樹であるが、今回のバイロイト体験が次の作品にどのように生かされるか、楽しみである。
山本太郎氏の令和新選組の分析も面白い。しかし、本人が当選しないうちは、何を言っても始まらない。
お勧めの一冊だ。