カルトの思い出 の感想
参照データ
タイトル | カルトの思い出 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 手持望 |
販売元 | エンターブレイン |
JANコード | 9784047293526 |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » 文学・評論 » エッセー・随筆 |
購入者の感想
カルトを扱った書籍に興味があり、この本を読んでみました。
作者は、元々、この団体のことを馬鹿馬鹿しい団体だと思っていたのにもかかわらず、興味本位で近づいていくうちに、その荒唐無稽な思想ゆえに、それを魅力的に感じ、その社会に取り込まれていく様を淡々と描いています。
私はカルトに関わったことはないですが、人生の経験値を積んでいない、まだ、自我が確立されていないうちに、強力な自我を持った人間に出会うと、それが正しいものなのか、そうでないものかが分からず、ただ、そこに引き寄せられてしまう感覚は分かります。
私は、たまたま、カルトに近づくきっかけがなかったので、作者のような人生を経験しませんでしたが、何かのきっかけがあったならば、そういった人生になっていたのかもしれないなと思わせる内容でした。
絵柄がシンプルなので、人を選ぶとは思いますが、この作品の場合は、劇画タッチや描き込まれたイラストよりも、この単純化されたキャラクターの方が、日常の生活を送る普通の人に、忍び寄るカルトの怖さを徐々に感じせさられた気がするので、この絵柄で良いのかなと思いました。
後半の描き方に少し物足りないところがあったので、私は星3つにしました。
作者は、元々、この団体のことを馬鹿馬鹿しい団体だと思っていたのにもかかわらず、興味本位で近づいていくうちに、その荒唐無稽な思想ゆえに、それを魅力的に感じ、その社会に取り込まれていく様を淡々と描いています。
私はカルトに関わったことはないですが、人生の経験値を積んでいない、まだ、自我が確立されていないうちに、強力な自我を持った人間に出会うと、それが正しいものなのか、そうでないものかが分からず、ただ、そこに引き寄せられてしまう感覚は分かります。
私は、たまたま、カルトに近づくきっかけがなかったので、作者のような人生を経験しませんでしたが、何かのきっかけがあったならば、そういった人生になっていたのかもしれないなと思わせる内容でした。
絵柄がシンプルなので、人を選ぶとは思いますが、この作品の場合は、劇画タッチや描き込まれたイラストよりも、この単純化されたキャラクターの方が、日常の生活を送る普通の人に、忍び寄るカルトの怖さを徐々に感じせさられた気がするので、この絵柄で良いのかなと思いました。
後半の描き方に少し物足りないところがあったので、私は星3つにしました。