小池一夫対談集　キャラクター60年　第二巻 の感想

漫画原作者の大御所、小池一夫さんの豪華なメンツの対談集。短いものもあるがそこは多忙な人気作家相手なので仕方ない。
藤子不二雄Ａは人間観察の面白さとキャラクター創作話、Ｆ氏との関係などを語る。内容は過去の関連書籍で見たものと被るものが多かったかな。
高橋留美子は対談当時連載中だった｢犬夜叉｣について。他作品の話がほとんど聞けなかったのは残念だが犬夜叉ファンは嬉しい話だと思う。
さくまあきらは主にゲーム｢桃太郎電鉄｣の話とゲーム業界と友達の大切さを語る。堀井雄二も同じくゲーム業界と｢ドラクエ｣｢ポートピア殺人事件｣の話など。
神山健治は｢攻殻機動隊｣｢東のエデン｣の創作秘話。
特にさくま＆堀井の二人は同じ時代を過ごした仲間という事もあってお互いが影響しあっていたことが本書で伝わり、｢桃鉄｣と｢ドラクエ｣に夢中になっていた者として嬉しい気持ちになった。