海底軍艦 [東宝DVDシネマファンクラブ] の感想

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参照データ

タイトル海底軍艦 [東宝DVDシネマファンクラブ]
発売日2013-11-08
監督本多猪四郎
出演高島忠夫
販売元東宝
JANコード4988104078360
カテゴリDVD » ジャンル別 » 日本映画 » アクション

購入者の感想

 「海底軍艦」は超兵器を物語のど真ん中に据え、特撮とドラマ性を見事に両立させた大傑作です。
 物語の前半では、人智を超えたムー帝国の強大な力が示され、そのムー帝国が恐れる唯一の兵器として"海底軍艦"の名が浮かび上がってきます。
 物語の中盤に至り満を持して海底軍艦は登場します。指揮所からドック内を見渡すアングルで海底軍艦の威容が映し出され、背景には重厚な井福部BGMが流れます。神宮寺大佐の命を受け、指揮所から指示を出す藤中尉の鋭い声と目線が海底軍艦の存在感を一層際立たせます。
 「各部点検!」「前部発進用意よし!」「中部発進用意よし!」「機関室発進用意よし!」「後部発進用意よし!」
 「準備よろし」「配置につけ」「第一ゲート開け」「発進準備よろし」「発進!」
 前進した海底軍艦の背後で第一ゲートが閉じます。
 「注水はじめ!」「水位10」「15」「水位20」「水路満水」「第二ゲート開け」「前進微速」 
 ドリルが回転を始め海底軍艦はドックを後にします。
 そして、泡立つ湖上に海底軍艦が浮上するとBGMはアップテンポとなり、海底軍艦はそのまま垂直上昇、中空を飛行します。
 発進の過程をひとつひとつリアルに積み重ねることで、海底軍艦が"実在する"兵器となってゆくこのシーンの出来が秀逸です。

 その夜の祝宴で楠見と神宮寺は対立します。
 「神宮寺は日本海軍のために海底軍艦を建造したのです」  「世界は変わったんだ」  「だから海底軍艦でまた変えます!」 「ばかな、世迷い言はやめろ!」  「世迷い言、、、祖国を愛する心を世迷い言だと言うのですか」「世界的見地に立てと言っているんだ」「神宮寺は悠久の大儀に生きる信念です!」  海底軍艦轟天号を操艦する神宮寺という人間の思いが浮き彫りにされます。

 物語は佳境へと進み、娘を人質にとられ、爆破されたドックから海底軍艦に乗艦した神宮寺は言い切ります。
 「考えてみると錆付いた鎧を着ていたようです。脱いでみて清々しました。」
「海底軍艦はただいまより、ムー帝国撃滅のため出撃します!」

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