インビクタス 負けざる者たち (字幕版) の感想

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タイトルインビクタス 負けざる者たち (字幕版)
発売日2013-11-26
監督クリント・イーストウッド
出演モーガン・フリーマン
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カテゴリ » Prime Video » カテゴリー別 » 映画

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かつて南アフリカはアパルトヘイト政策(人種隔離政策)をとり、人口の15%にすぎない白人とそれ以外の非白人の間には選挙権や教育、土地所有など差別があり、所得も差別のため大きな格差を抱えていました。このアパルトヘイトに反対する団体の指導者たちは、逮捕され長年獄中に囚われることにもなり、ネルソン・マンデラもまた、27年間、獄中に閉じ込められていました。このため、かつての南アフリカはアパルトヘイトに反対する諸国から経済制裁の対象にもなっていました。

この作品は、マンデラが釈放され(1990年)、大統領に選出され(1994年)、ラグビー・ワールドカップ開催国の大統領として大会を迎える(1995年)までを描いています。

この短い期間ですが、南アフリカのみならず、世界的にも、ネルソン・マンデラの果たした大きな功績と彼の人となりの素晴らしさをそれは示しており、この作品がこの期間に焦点を当てたのは、むしろ効果的だったと言えるでしょう。

彼の最大の功績は、ラグビーというスポーツを通して国民を一つにし、白人も非白人の区別・差別なく、自由で平等な国づくりを指し示したことではないでしょうか。

当時の南アフリカでは、ラグビーは白人のもの、サッカーは非白人のものというように、アパルトヘイトにたいする賛成・反対という国民の態度が、同じく、国民のスポーツの取捨選択に反映していました。ラグビーであれ、サッカーであれ、スポーツは、本来、人種差別が介在するものではないはずです。当時の南アフリカでは、ラグビー、サッカーは政治的性格を帯びてしまっていました。「ラグビーは政治の問題だ」、とマンデラが述べたのはこのような意味においてでしょう。

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