タティングレースの素敵なこもの (レディブティックシリーズno.3344) の感想

書籍中の作品はすべて30-40番のレース糸で、
直系5-10cm程度の小さなモチーフが多く、
日用品に付けてみたり、つなげてドイリーにしたり、
太糸レース糸で作ってドイリーにしたりと、
様々な工夫ができそうな作品が多いです。
デザインも、曲線を活かした目新しい物ばかりで素敵です。

ピコを絡めた花のモチーフ、表紙写真の靴のモチーフもあり、
立体的な作品は、著者の得意のようです。

ブレードも数点掲載されていますが、エジング（縁飾り）はありません。
また、（モチーフ繋ぎでない）大きなドイリーはありません。

なお、全80ページ中約20ページが、主に写真による基礎技法の解説です。
初中級者がときどき確認する分には十分すぎる内容ですが、
これから始める人には、sumie氏の前著のはじめてのタティングレース
あるいはタティングレース (NHKおしゃれ工房)、タティングレース 新しい世界
をおすすめします。