バイク旅行 Vol.18 (サンエイムック) の感想

瀬戸内とびしま街道や東京湾岸など海にまつわるツーリングコースの紹介。写真もふんだんに使い、以前までは単なる道と場所の紹介にしか感じられなかった文章も、今回は実走した人の気持ちが伝わるようになっていて、バイクで行ってみたいな、と素直に感じられました。読者ツーレポも地域に偏りはあるけど、楽しく読ませてもらいました。また小さい扱いながら、旅暦も季節を捉えた全国各地のイベントを紹介していて、案外役に立つし。どうしても競合する他誌「〇トツー」と比べてしまうけど、過剰な期待をしなければ、それなりにツーリングコース設定の参考にはなるし、これはこれでいいのかな？と思えなくもない。
しかしやっぱり負け犬（＝読者）の遠吠え的に、残念な点を言わせてもらいます。ある連載記事は名詞の羅列のような内容で、読者を楽しませる気がないのかな、と私には感じられてしまい。せっかくの隔月化、しかもいろいろ巡っているのだから、もっと一つ一つの名所・地域を深く掘り下げたり、筆者の感情・感想を面白く表現していればなーと正直思いました。相変わらず読者ページはないし。そして、最大の残念は、本誌で一番楽しみにしていた「僕どこライダー」さんの連載が今回ありませんでした・・・。
ツーリング誌にバイクツーリングにまつわる楽しさの表現を求める人には、やや物足りないかもしれませんね。