四季のハーブガーデン―育てて楽しむ香りの暮らし (自然派ライフ) の感想

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自分自身ハーブ初心者のレベルですが、他にも何冊か本を買って調べたりしてる上で、この本が「一番初心者向けだな」と感じました。
初心者だったら、まず「浅くていいから広くハーブの事を知りたい」と思ってる筈ですから。

他にもハーブ図鑑に徹した本や、ハーブの紹介は最低限でティーや料理への使い方に比重を置いた本などある訳ですが、この本から拡張的に知識を広げるように次の本を選ぶと無駄が無いように思います。

欲を言えば「正しい(上手な)鉢植え・プランター植えの方法」も書いておいて欲しかったですが、まぁこれは1度ネットで調べれば後は全て同じなのでそれほど苦労はしないかもしれません。

紹介されているハーブは著者が最もよく使うハーブに絞って紹介してるとの事ですが、こと「ミント」や「タイム」と言ってもかなりの種類があるので、実際にハーブ栽培を始めよう、という時には改めてハーブ図鑑的な本を1冊用意しておいた方がいいです。
もしくは、その目的がただ育てて香りを楽しむだけでなく、もしハーブティーをメインに考えているのなら、ハーブティーの本を別途購入してハーブティーに向くハーブとその淹れ方を詳しく調べられるようにしとくといいでしょう。こと「ミント」と一口に言っても、ティーに使いやすいミントとそうでないミントありますし。

逆の言い方をすると、ハーブ図鑑やハーブティー解説書、ハーブ料理レシピでは触れられていないような様々な部分がこの本には書いてあるので、この本から先に入っておくと次のステップがものすごく楽になると思います。
特に「コンパニオンプランツ」の相性表は、思っている以上に役に立つのではないかと。
うちでは線虫対策にレモンマリーゴールドをあちこちに挿し木してますが、「コンパニオンプランツとして相性の悪い組み合わせがある」というのは初めて知りました。(幸いその組み合わせで栽培してる物はありませんでしたけど)