星と神話 物語で親しむ星の世界 の感想

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この本も自分で探していたら見つけられなかったと思う。
書評を信じて、本屋で探し、立ち読みをして購入を決めた。
星に関わる神話と、実際の星の観察ポイントが絶妙のバランスで配置されており、子供達に読み聞かせた後、子供達は大興奮。
読んだ私は、初めて知る神話も多く、ああそういう話なのかと、感激した。

星座観察の入門編としても、神話の入門編としても絶妙のバランスで構成されており、子供達の反応を見ながら、多くの人たちが高い評価をしているのが納得できた。

子供達の本を見つけ、読み聞かせ、一緒に考えるというのは、もう一度、子供時代を生き直すことでもあり、新たな感動や社会の見方を再発見する機会にもなり、素晴らしい体験ですね。

PS: この本の天体観察に関する記載は簡潔だが、類書に見られない簡潔さとわかりやすさがあり、簡単な知識だけで空の星座をきちんと同定できるようになり、大変便利。
僕自身、天体観察が趣味だが、子どもたちも、神話を通して星空に興味を持ち、人生の友にしてもらいたいと思う。
星に思いを馳せるとは、未知へのあこがれを持つことであり、自然への畏怖を感じることであり、人生に悩んだときに個々の苦悩を相対化することであり、神話という人類の夢を受け継いでいることへの責任感であったりすることであろう。そして、神話の本の読み聞かせと天体観察を通じて、願わくは父とのささやかな思い出を作ってもらえたらいいなと感じている。