見た目を磨く人は、うまくいく。 の感想

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私は若い頃に中谷さんの本にどっぷりとハマり、せっせとファンレターを書いたり、中谷さんからお葉書を頂いたこともありました。

当時は都会に住んでいて、夢もあって、挫折を繰り返しながらも希望に満ち溢れていました。
中谷本は心の支えで、幾度となく寄り添ってもらい、背中を押してもらい、何度も新しい自分に生まれ変わってきました。

昔の「◯◯なんだよね」みたいな隣で話してくれているような語り口調が好きでした。
最近の本は、中谷塾に参加しているような雰囲気に感じられます。参加したことはないので想像でしかありませんが。

ファッションに対する意識が低く、田舎の庶民で良いと思っている自分には、当然ながら住む世界が違うように感じられました。

職業柄、制服があるのですが、制服の着こなし方と人間性や職業人として素敵だなと思う同僚にあまり相関がないからかもしれません。

しかし、プロローグの「見た目は姿かたちだけの問題だけではありません。シミやシワのない服をきちんと着ているか、だらしなく着ているかも見た目です」を読んで、疲れていると制服のアイロンがけをさぼりがちでしたが、それを理由にせずちゃんとやろうと思えたのは良かったです。

年に1回でもタキシードやイブニングドレスを着る機会があったり、仕事で着るのが自前のスーツやオフィス用私服の方であれば参考になることも多いかもしれません。

雑誌から飛び出してきたようなオシャレにはあまり関心がなく、田舎暮らしでシンプル好きで清潔感があれば良いと思っている私のような者には、あまりおすすめしません。