時をかける少女 NOTEBOOK の感想

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参照データ

タイトル時をかける少女 NOTEBOOK
発売日販売日未定
販売元角川書店
JANコード9784048539890
カテゴリ » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » イラスト集・オフィシャルブック

購入者の感想

大切な映画は、最初に見た時の感動をそのままに保存しておきたいから、2回目見るまでに時間がかかる。
だから、その周辺を散策する。このブックレットは、そのためにちょうどいい。

本の表に、主人公の顔のアップが大きくあるのは、じつは「帯」。
それを取ると、青空をバックにした白い雲が広がる。
カバーの下の、本体表紙は、KOKUYOのノートを完璧に踏襲した「ファン、にんまり」のデザイン。

中身のトップは、カラーで40ページをついやしたストーリー説明。
これが通常のストーリーをたどる安直なものとは大違い。
監督の、文字数は少ないけれど、深いコメントが、ストーリーの展開ごとに付いている。
切り出された場面カットが、切なさを無言で訴える。

自分にとっては、あのラストが、かけがえのない貴重なものなので、
そのページまで読み進めることができない。そこを飛ばして後半のテキストページへいく。
どれも内容充実だが、じーんときたのは、主題歌をつくり歌った奥華子さんのインタビュー。

主題歌はかなりの難産だった。奥さんは映画制作者サイドから「爽やかな歌をお願いします」とオーダーされた。
でもその「爽やかな」という部分が、彼女にとってひっかかった。
この「時をかける少女」という物語で、爽やかさとは何なのか。
単なるうわべの青春ぽさとは違うだろう。答えが出ないまま、時間が過ぎた。

突破口になったのは、監督のひとことだったという。
「過去のことではなく、未来のことを歌ってほしい」。

映画では、過去に戻る話なのに、主題歌では、未来を歌う。

「人間が生きてきたということは、過去の積み重ねそのものだから、今から未来を歌うことはできない。
思い出や後悔があるから、今もあるし、未来に向かうこともできる」のだと奥華子さんは気づく。
「この映画では、時間が戻る。何回もやり直して、未来を変える。実際は、そんなことはできない。
変えられない、戻せないから、今直面する一瞬一瞬を大切にする。

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