瓶詰の地獄 (ビームコミックス) の感想
参照データ
タイトル | 瓶詰の地獄 (ビームコミックス) |
発売日 | 2014-04-10 |
製作者 | 丸尾 末広 |
販売元 | KADOKAWA / エンターブレイン |
JANコード | 登録されていません |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » コミック |
購入者の感想
Amazonで丸尾末広(画)の「瓶詰の地獄」(原作:夢野久作)を発見して、即注文しました。
「瓶詰の地獄」「聖アントワーヌの誘惑」「黄金餅」「かわいそうな姉」の4作収録ですが、やはり表題作の「瓶詰の地獄」が秀逸でした。エロティズムとチャスティティ(Chastity:純潔)との息苦しいような葛藤の果てに過ちを犯した信仰あつい実の兄妹の悲劇。
無人島に流れ着いた男女に起こるべくして起こった過ちではあるけれど、純真無垢な少年と少女だった二人だけに、過ちを犯してからの苦悩と葛藤がハンパないですね。夢野久作と同時代の大正か昭和初期のような画風にも非常に好感が持てます。
というか、丸尾末広ファンは、このアンティークな画風が大好きなんですよね。
エロチックなところもふくめて、夢野久作の原作に勝るとも劣らない傑作劇画だと思います。
「瓶詰の地獄」「聖アントワーヌの誘惑」「黄金餅」「かわいそうな姉」の4作収録ですが、やはり表題作の「瓶詰の地獄」が秀逸でした。エロティズムとチャスティティ(Chastity:純潔)との息苦しいような葛藤の果てに過ちを犯した信仰あつい実の兄妹の悲劇。
無人島に流れ着いた男女に起こるべくして起こった過ちではあるけれど、純真無垢な少年と少女だった二人だけに、過ちを犯してからの苦悩と葛藤がハンパないですね。夢野久作と同時代の大正か昭和初期のような画風にも非常に好感が持てます。
というか、丸尾末広ファンは、このアンティークな画風が大好きなんですよね。
エロチックなところもふくめて、夢野久作の原作に勝るとも劣らない傑作劇画だと思います。