我が闘争 の感想

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参照データ

タイトル我が闘争
発売日販売日未定
製作者堀江 貴文
販売元幻冬舎
JANコード9784344027022
カテゴリ » ジャンル別 » 文学・評論 » エッセー・随筆

購入者の感想

amazonのセールにより目を引いたため購入。

劣悪なタイトルは、幻冬舎の入れ知恵でしょうか。

かねてからホリエモンこと堀江貴文氏には関心を持っていましたが、いろいろなことが一段落し
いまなら正当に評価できると思い、思わず一気読みしました。

佐藤優氏の「国家の罠」、村上世彰氏の「生涯投資家」を読んだあとで本書を読むと
東京地検特捜部は自身の存在意義を誇示するために「国家が認めた有能な人で、はみ出しが目立っている」人物を逮捕します。
「国家の罠」の担当検事曰く「そもそも法は誰でも逮捕できるようになっており、世間がそのハードルを恣意的に
上げ下げする」ものなのです。

堀江氏も自覚しているように、類まれなる経営者としての実績を残しながら「球団買収」や「フジテレビ買収」
また「選挙へ出馬など」目立ちすぎたこととが特捜部に逮捕された原因です。
堀江氏が逮捕される前に東京地検特捜部の人事異動がありましたが、担当部長の記者会見ではあからさまに
ライブドアを捜査することが仄めかされていたのを、記憶されている方も多いはず。
「結果がすべて」と割り切り「人々の誤解」を解かなかったという点は、事象は違えど「北方領土を解決する結果」に
囚われ「世間の誤解を解かなかった」鈴木宗男氏と佐藤優氏と構図は全く同じです。

本書は堀江氏の出自から、逮捕、出所後までをカバーしています。
東大に行くような人物は良家に生まれ、英才教育を受けたものとばかり思っていましたが
堀江氏はどこにでもある一般家庭に生まれたが、その着眼点と鋭いセンス、恐るべき集中力で学力を身に着け
のし上がってきたものだということがわかったのは利点です。

ただし服役前の思考・行動は「自分が絶対的に正しい」ように見受けられ、多くの人の反感を買っていたと思います。
このあたりがホリエモンのホリエモンたる所以であり、逮捕されるようになる遠因であると感じました。

文末にある
以前は「人の気持ちなんて、分かるわけがないじゃないですか!」から

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